マインドフルネスの危険性

 

 

書籍やネットの情報を元にした独学でのマインドフルネスの実践はおススメしません。

 

 

信頼できる経験豊富な指導者の元で、取り組むことを強くお勧めしています。

 

 

特に瞑想初心者の方や精神疾患を抱えている方は!!

 

 

なぜなら下手にマインドフルネスを実践すると、取返しのつかない心と身体の不調を招く危険性があるからです!!

 

 

マインドフルネスの瞑想や実践を続けていくと、心の中でエゴや様々な思考、感情、葛藤が生じている事に気づきます。

 

 

独学で取り組んだ場合、瞑想により生じたエゴや思考、感情や葛藤の適切な扱いがわかりません。

 

 

自分の意思とは無関係にそれが肥大化し、囚われや執着、思い込みが強くなることがあります。

 

 

またネガティブな感情が生じやすくなったり、嫌な性格になり人間関係でトラブルを起こすような人間になる場合もあります。

 

 

その結果、うつ病や不安症、トラウマなど抱えていた精神疾患が酷くなる人がいるのです。

 

 

実際に独学で取り組んだ方々から次のような報告や相談を数多く受けています。

  

・うつ病が悪化した

・不安が強くなった

・イライラしやすくなった

・嫌な妄想が出てくるようになった

・不眠症になった

・悪夢を見るようになった

・会社にも行けず引きこもりになった

・精神科に入院することになった

・人間関係のトラブルが多くなった

 

 

マインドフルネスや瞑想は絶対に中途半端な理解で行ってはいけません。

 

 

理解の浅い指導者の元で行う瞑想もリスクがあります。

 

 

2015年頃からマインドフルネスは、大手メディアなどでも紹介され始め興味を持つ人が増えてきました。

 

 

それに伴いお金儲け優先の講座やセミナーが乱立しました。

 

 

瞑想セミナーや教室を入口に新規の信者を勧誘する新興宗教やマルチビジネスも増えています。

 

 

*指導者や教室も選ばないといけません。⇒指導者の選び方

 

 

YouTubeでも間違った瞑想法の動画が多くアップされていることを確認しています。

 

 

また間違ったマインドフルネスの取り組み方を紹介しているサイトも多く確認しています。

 

 

それらを参考に間違ったマインドフルネスや断片的な情報を元に独学で実践する人が増えています。

 

 

マインドフルネスや瞑想による心身の不調で、苦しむ人からの報告や相談を多く受けています!!  

 

 

複数の精神科医からも「瞑想を行ってから状態が悪化した患者が増えている」と聞いています。

 

 

 

取り返しがつかない副作用

 

間違ったマインドフルネスや瞑想に取り組んで「効果がなかった」「受講料が無駄になった」という方はまだ幸運です。

 

 

効果がなかったとしても、それは「現状維持」ですから害はありません。

 

 

お金は一時的に失っても後から稼いで取り返すことが可能です。

 

 

しかし心と身体の不調は、人生レベルで取返しがつかないことになる場合があります!!

 

 

そうならないためにも、間違った理解や方法で取り組んではいけません。

 

 

アプリを用いた独学や自己流もダメです。

 

 

特に何らかの疾患を持ってる人は絶対に独学で行ってはいけません!!

 

 

間違ったマインドフルネスや瞑想に取り組んだ結果、どういうことが起きたのか?の2つの例を紹介します。

  

 

精神科に強制入院

 

ある20代前半の男性はYouTubeで配信されていた瞑想の取り組み方を参考に、実践を始めました。

 

 

実践して3週間ほどで言動や行動が大きく変化します。

 

 

暴力的な言動やそれに伴う行動が明らかに増えてきたのです。彼の家族や友人もその変わり様に不安や恐怖を覚えます。

 

 

それから数週間後、彼は幻覚が見えるようになり、同時に幻聴も聞こえるようになりました。

 

 

幻覚や幻聴のせいなのか言動や行動がさらに過激になります。

 

 

日に日に独り言が増え、目は焦点が定まらず、家族や友人とまともなコミュニケーションを取ることが不可能になりました。

 

 

それから数日後、商業施設で暴れている所を警察に保護され、そのまま精神科に強制入院となったのです。

 

 

強制入院の理由は重度の統合失調症と診断されたことです。

 

 

YouTubeで配信されている瞑想の動画を見て、実践する前はどこにでもいる普通の若者でした。

 

 

それがわずか2か月ほどで言動も行動も一変したのです。 

 

 

 

うつ病が悪化した

 

うつ病を抱えていたある30代の女性は数年間、投薬治療を受けていました。

 

 

何年も毎日、薬を飲んでいるのにも関わらずうつ病の改善が見られないことから、投薬治療に疑問を持ちます。

 

 

うつ病の改善に良いと言われる方法をネットや本屋で探していたところ、あるマインドフルネス関連の書籍に出会います。

 

 

マインドフルネスは「うつ病の改善に良い」「薬よりも効果的」「しっかりしたエビデンスもある」という情報を見て興味を持ちました。

 

 

その書籍で紹介されていた瞑想を、自宅で取り組み始めました。

 

 

YouTubeにアップされている瞑想の動画も参考にしたそうです。

 

 

取り組んでから数日は、睡眠が深くなったり心が落ち着いたりという効果がありました。

 

 

しかし次第にその効果も薄れていき、ネガティブな思考や感情が浮かびやすくなったのです。

 

 

浮かんできたネガティブな思考や感情を追い払おうと、さらに瞑想に取り組みましたがネガティブな思考や感情は強くなるばかりです。

 

 

そんな状態が1日中続くようになったことで、うつ病の症状が悪化し、ついには家から出ることが出来なくなりました。

 

 

 

氷山の一角

 

ここで紹介した2つの事例は私が当人やその家族、友人から相談された実話です。*特定されないように少しボカシて紹介しています。

 

 

この事例の他にも数名の方から似たような相談を受けています。

 

 

これらは氷山の一角であり、かなりの数の人が誤ったマインドフルネスや瞑想に取り組んだ結果、苦しんでいると考えられます。

 

 

なぜなら少しネットで検索するだけで、誤った情報を流しているサイトや動画がたくさんヒットするからです。

 

 

禅の世界にも「禅病」があります。

 

 

これは誤った座禅(瞑想)を続けることで、抑うつ状態、統合失調症や自律神経失調症などが現れる症状です。

 

 

江戸中期の臨済宗の禅僧、白隠慧鶴(はくいんえかく)も禅病を経験したことは有名です。

 

 

昔から瞑想の危険性は指摘されていたのです。 

 

 

正しく行えばリスクはない

 

ここまで読まれたきて

 

 

「マインドフルネスや瞑想は怖い」「そんなに危険ならば取り組みたくない」

 

 

と不安な気持ちになった人がいるかもしれません。

 

 

しかしそのような心配は無用です。

 

 

たしかに間違ったマインドフルネスや瞑想の実践は危険ですが、正しい段階を経て取り組めば何も心配することはありません。

 

 

包丁と一緒です。包丁も正しく使えば美味しい料理を作る道具となります。

 

 

誤って使えばケガや人を傷つける道具にもなります。

 

 

大阪マインドフルネス研究所では、1000人を超える人達にマインドフルネスや瞑想の実践法を伝えてきましたが、心身に悪影響があった人は1人もいません!!

 

 

取り組み方が全てです。正しく行えば危険はありません。 

 

 

指導者の元で実践しよう

 

マインドフルネスや瞑想は、ネットや書籍の情報だけに頼った独学ではなく信頼できる指導者の元で学び取り組んでください。

 

 

特に最初が重要です!!

 

 

最初に間違った方法を習うと、後から修正するのが大変です。慎重に情報収集を行って指導者を選ぶようにしてください。

 

 

当研究所がまとめた指導者の選び方も参考にしてもらえると良いでしょう。